比較級の強調

英語の比較級を強調させる「much」「by far」「even」の使い分け方とは

英語の比較級とは「私はあなたより美しい」など2つ以上のものを比べるときに使う表現です。

例えば、「私はあなたより美しい」は比較のmoreを用いて

I am more beautiful than you

これを強調させて、「私はあなたより”はるかに”美しい」としたいのであれば、比較級を強調する表現”much”を使って

I am much more beautiful than you

”much”の他には 「by far=はるかに」「a lot・lots=はるかに」「even・still・yet=いっそう」も比較級を強調する言葉です。

ただし、これらは使えるときの条件がそれぞれ違うのでこれから詳しく解説していきます。

by far

be farもmuchと同じで、比較級を強調させる言葉です。by farは文中に下の2パターンの置き方があります。

・比較級の後ろにつける
・「the+比較級」の前につける

例えば、「私は彼女より”はるかに”若い」と言うときは比較級の後ろに強調のby farをつけ

I am younger by far than her(she)

もちろん、強調のmuchを使って

I am much younger than her(she)

また、「私は3人の中で”はるかに”背が高い」と言うときはtheが付く比較表現の前にby farをつけ

I am by far the taller of the three

もちろん何にでも使える強調の「much」を使って

I am much the taller of the three

a lot・lots

a lot・lotsも比較級を強調させる言葉で、a lot・lotsは比較級の前につけます。※ただし、thanの後ろに名詞ではなく文などが来る際は使えない

「私は彼女より”はるかに”背が高い」と言うときは強調のa lot or lotsを使って、

I am a lot taller than her(she)
      or
I am lots taller than her(she)

しかし、「私は10年前よりも”はるかに”可愛いです」と言うときは,以下は誤りです。

I am a lot cuter girl than I was 10 years ago ×

thanの後ろに普通の文がきているからです。代わりにmuchはOKです。

I am much cuter girl than I was 10 years ago

even・still・yet

even・still・yetも比較級を強調させる言葉で、比較級の前に置き、「いっそう」と訳します。

「私は彼女より”いっそう”背が高いです」

I am still taller than her(she)
I am even taller than her(she)
I am yet taller than her(she)

いっそうと言うことは、彼女も実際は背が高くてでもそれよりいっそう私の背の方が高いと言うことです。つまり、彼女も高くて私も高いです。

しかし先ほど解説した「much・by far・a lot・lots」だと「私は彼女より”はるかに”背が高いです」となるので、彼女の背が高いかどうかはわかりません。ただ、私と彼女の背の高さは大きく違うということ、つまり、「大差」だけを表しています。

この2つの違いはしっかり理解しましょう。

まとめ

英語の比較級を強調する「much・by far・a lot・lots・even・still・yet」はだいたいが比較級の前に置かれる(by far以外)。

「much・by far・a lot・lots」と「even・still・yet」は若干意味が変わる。

・much・by far・a lot・lots→はるかに ・even・still・yet→いっそう

than の後ろは主格でも目的格でもどちらでもいいが、現在は一般的に目的格が使われるようになっている。